2015年5月27日水曜日

メルマガVol.17 2015年5月27日




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       《《 久美子の月船物語 第17章 》》

先日、私の心の恩人、芹沢光治良先生の沼津芹沢光治良記念館へ行ってきました。

思いがけず「光治良と神展」の真最中でした。

私は感激で胸がいっぱいになりました。

光治良先生の最晩年の作品「神の微笑」からなる神シリーズは、芹沢文学愛好会からも、
芹沢文学記念館を運営する沼津市からも、宗教的ということから長年、理解されずにきたのでした。
 
記念館いっぱいに神のシリーズ8冊がこのように、愛と理解を持って展示される日が来ようとは・・・。
この神シリーズは、閉じていた私の心の目を開き、どう生きるべきかを教えてくれた作品でしたので、
ほんとうに嬉しくて嬉しくて自然に涙がこぼれてきました。

光治良先生は作家として日本のみならず、世界でも認められた方でした。
大河小説「人間の運命」で日本芸術院賞、芸術選奨を受賞、フランス政府からコマンドールを受章。
日本ペンクラブ会長、ノーベル文学賞推薦委員を務める等、作家としての社会的地位をしっかりと確立した先生でした。

その光治良先生が89才から亡くなる96才まで、毎年一年に一回書き下ろした「神の微笑」
から始まる全8冊は、その社会的地位を全て捨て去るような、そんな内容でした。

「人間は使命を受けてこの世に生まれてくる。」

「宗教ではなく神とは全てを司る宇宙エネルギー、これを大自然の神と呼ぶ。」

「死とは肉体の消滅に過ぎず、命(魂や精神)は決して滅びることはない。命は永遠に続くものである。」等、

今までの作品とは全く違った世界を光治良先生の実体験を元に惜しむことなく教えてくださっています。

その第一作「神の微笑」のあとがきの中で、

「その時偶然、庭の泰山木に話かけられて驚いた。何度も試みて庭の他の樹木と対話が出来ることを発見した。」

「それで知った、樹木でも多年心を注げば話し合えるようになるが、これは愛の力だと。」・・・。

先生は大切に育ててきた木々や、天国の友人ジャックからさまざまな事を教えられたのです。

三女の芹沢文子先生は「神シリーズのお話はほんとうのことです。」
「学校から帰ってくると四人姉妹は皆、二階の父の所へ真っ先に行き、父の顔を見てから母の所に行くというように、
皆、父のことが大好きでした。ほんとうに優しい父でした。」と話されます。

何冊もの著作で有名な鈴木秀子シスターは、その著書の中で「優しい人」という項で、光治良先生を紹介されています。
神に仕えるシスターからみても特別に優しい方だったのですね。
この神シリーズからもこぼれるように光治良先生の優しさが伝わってきます。
樹木の優しい波動と会話が出来るまで優しい方、それが光治良先生なのではないかと思います。

光の時代に入ったと言われる今、光治良先生の優しい命の波動は私達の未来の希望です。

私たち一人一人が内なる光のエネルギー体を、限りなく優しい波動に進化させていくことが、とても、とても大切な時、それが今です。
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2015年2月19日木曜日

メルマガVol.16 2015年2月17日



『♪ホーリーショップ 月船メルマガ通信16♪』---------------------------------------------------------------------- 
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       《《 久美子の月船物語 第16章 》》

旧暦新年2月19日がすぐそこまでやってきました。
その日までに新しい事始めをするといいと聞いています。

私も新しい事始め(言始め)をしようと決意表明することにしました。

私のライフワークである、夢のワークを今年は本格的にやっていきたいと思います。

メルマガでも少し紹介しましたが、私の人生、そして月船も夢に導かれてきました。
夢は私にとって、ある時は先生のように、又ある時は母のように優しく、又ある時は
父の厳しさで導いてくれています。

30代の頃、私は夢でとても助けられた経験があります。

人生で大きな試練の中にいた時、その暗闇に負けてしまいそうになっていた私は自分を信じることができなくなっていました。

そんな時に見た夢です。

『 私は荒涼した荒野に一人、裸で膝をかかえて座っていました。
希望のかけらもない私の前に広がる荒野には、ペンペン草一本もはえていませんでした。
目の前に広がっていたのは、荒涼とした不毛の土地でした。何も感じることが出来ず、
自分を見失って茫然と座っている私の頭の後ろから声がしたのです。

(ずっとあなたを守ってきた)

その声は男の人の声でした。
今まで聞いたこともない程美しく、あたたかい響きを持ったその声は一瞬にして私の心と身体に息を吹き込んでくれたのでした。
その瞬間、目の前のまったく何もはえていない土地に、草木がどんどんはえてきたのです。
美しい緑の木々、そして植物がどんどん生い茂ってきます。
とうとう美しい緑の楽園が目の前に広がっていたのです。 』
  
そこで私はハッと目が覚めました。

 あまりの感動に、私は布団の上で声を上げて泣いていました。
しばらくの間、泣くことも、感じることも出来なかった私なのに、
こんな私を守ってくれている人がいたなんて…と、
とめどなく涙があふれてあふれて止まりませんでした。

 私は守られていると心から安心したのを覚えています。
 
 その夢から私はどんな人も、生きている限り、生まれた時から天国に帰るまで、
守られ、導かれている、例外なく誰でもそうなのだとおしえられたと確信しています。

 そして夢は、大切なことを教えてくれる天から(内なる魂)の贈り物だと思っています。

 私たちは誰でも平等に夢を与えられています。
 
 その夢を通して内なる魂から、時には愛を、時には勇気を、
時には反省をたまわり、人生のバランスを取っているのです。

 覚えていても、覚えていなくてもそうなのです。
 
 毎日受け取っているメッセージをよりしっかり受け取ることによって、
人生がより良い方へと進んでいくのです。

 夢は天(内なる自己)からの贈り物です。

 このワークでは、夢を分析しません。
 
 夢を心と身体で感じていきます。

 とっても楽しいですよ。ぜひ参加してみてください。

                   久美子

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2015年2月17日火曜日

メルマガVol.15 2014年12月6日

『♪ホーリーショップ 月船メルマガ通信15♪』

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       《《 久美子の月船物語 第15章 》》

前々回のメルマガで紹介した天国に帰った車いすの天使、有賀陽子ちゃんを覚えていらっしゃいますか?
今回はそのパートナーたけしさんのことを書こうと思います。
たけしさんは歌を唄う心の優しい人です。余り見たこともないような楽器を使って自分で作った歌を美しい声で歌ってくれます。

そ のたけしさんと陽子ちゃんはお寺のコンサートで知り合いました。もちろんたけしさんは出演者側で来ていました。その時陽子ちゃんもたけしさんもお互いを 「素敵な人・・・」と思ったそうです。出会った時の陽子ちゃんは24歳の若く、美しい、心も体もとても健康な女性でした。

一緒に暮らすようになって半年経ったある日、陽子ちゃんに異変が起きました。 
陽子ちゃんの脳に菌が入り昏睡状態になってしまったのです。目が覚めない状態が1ヶ月も続きました。陽子ちゃんのご家族は他に病気の方がいたので看護できないこともあり、たけしさんが陽子ちゃんの全てを引き受けることになりました。

た けしさんは必死でした。往復2時間以上かかる病院までの道を「陽子ちゃんは絶対大丈夫」と祈りながら自転車をこぎ続けました。毎日毎日、それは7ケ月間も 続いたのでした。陽子ちゃんの目が覚めたのは、陽子ちゃんが倒れてから1ヶ月も後のことでした。病院の先生から「これは奇跡です。」と言われたのだそうで す。陽子ちゃんの身体には半身まひが残り、車いすの生活となりましたが、周りを幸せにする無邪気な笑顔と心は失われていませんでした。

陽 子ちゃんが闘病中のお話を一度だけしてくれたことがあります。たけしさんの看護に不満心がつのった頃、ある看護師さんに言われたのでした。「恋人や奥さん が障害を持ってしまったら、だいたいの男は逃げてしまう。でも彼は逃げないで来てくれる。それは本当にありがたい事なのよ」と厳しく言われたのでした。そ の言葉を忘れないでずっと心に持っていた陽子ちゃんでした。それから16年もの間、たけしさんは陽子ちゃんのパートナーとしてそして、また杖となって彼女 を支え続けました。知り合って半年で障害者になってしまった彼女と結婚しないまま16年間、献身的に支え続けたたけしさん。時には喧嘩もしたけれど、ほん とうに仲良しの二人でした。

今年の9月19日陽子ちゃんが天国に引っ越してしまった後、先ほどの看護師さんの話になり、その当時逃げようとは思わなかったの?と聞いてみました。するとその答えが素敵でした。
「陽子ちゃんは障害があったけど、とても可愛くて、可愛くて、彼女の創造する世界がみんなステキでミシンで作るクロスだったり、お料理だったり、絵だったりすべてが僕の幸せだった。一緒にいられてほんとに幸せだった。」と話してくれました。

そんなとっても大好きな陽子ちゃんが天国に行ってしまって、たけしさんは毎日毎日泣いて暮らしていました。周りの人達もたけしさんを心配していました。

そんなある日、こんな風に話してくれたのです。
「毎日涙が出る、毎朝これが夢であったらと思う。でも僕は神様に感謝しながら生きているんだ。こんな体験をさせてくださってありがとうございます。僕を成長させて下ってありがとうございます。て言いながら毎日、毎日生きているんだ」・・と。

この人はなんて強く美しい魂なのだろうと思いました。この言葉を聞いたとき、たけしさんはどんな状況にも逃げ出さず現れて来ることを神の恩寵と捉えて生きているのだな・・と、深く感動しました。
今、 たけしさんは天国の陽子ちゃんと一緒に歌います。たけしさんの歌に合わせて踊っている陽子ちゃんとたけしさんのコラボは、前にもまして美しい歌声となり胸 に熱く響いてきます。その姿は、私たちは最も苦しい人生の節を乗り越えた時、その魂の才が自然と開かれていくのだと感じさせてくれるのでした。

たけしさんの歌による 追悼バレンタインコンサート
「愛してるよカノン、ありがとう陽子ちゃん」を開催します。

2月14日 月船にて 詳細は月船までお問い合わせください。



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2014年9月30日火曜日

メルマガVol.14 2014年9月30日

『♪ホーリーショップ 月船メルマガ通信14♪』
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       《《 久美子の月船物語 第14章 》》

月船にご縁のある皆様お元気でいらっしゃいますか?

ほんとうに平和な心がとても大切な時がやってきました。

デング熱のような疫病は、世の中が陰の気で満ちた時に流行るのだそうです。

火山が噴火したり、大雨の被害も、人々の心が陰で満ち満ちてその気が、日本中の、世界中の自然現象に影響を与えているのです。

今、世界に起きている紛争や、自然災害に対して何か、したいのだけど、私の力なんて小さくて何も出来ないと思っているあなた。ぜひあなたの力が必要です。

私達の心の力はとてもすごいもので、強く思ったり、祈ったりすると、地球を七周すると言われています。

陰な思い(怒り、悲しみ、恨み、恐れ等・・)も同じで、やはり地球を七周するのです。


ある年の年末年始の特別番組として、NHK で音楽が世界をつなぐ、という企画を放映していました。
司会は小澤征爾。世界各国の演奏家と衛星中継で会話をしながら、音楽家たちから若い人たちへメッセージを伝える、というような内容だったと思います。
ラストのシーンで小澤さんの指揮のもと、素晴らしい音楽が電波を通じて、日本のみならず世界中に響き渡りました。

今でもその時の全身に電流が流れたような感動を忘れることが出来ません。


美しいオーケストラの音楽をバックに、世界中に歌声が響きます。

「地上に楽園を」を・・・。

その時私は、21世紀はこの歌のように世界中のそこここに平和の楽園が生まれてくるのだと希望に歓喜しました。


ですが、あれから14年経った今の状況をみると、世界はどうなっていくのだろう?
と多くの人々が不安を感じているようなことだらけです。

そんな時、この曲を想い出します。

今こそ、この地上に楽園を・・・と声を上げる時なのです。

希望を強く持って、この世界を天国にしていきたい。
それが、月船の存在する意義だと思っています。

人々の陰の心が、この世の悲しい出来事を創るのなら、一人でも多くの人々を平安で、安らぎに満ちた、
陽の心創りのお手伝いをするために月船があると信じています。

もっと言うなら、私たち日本人のDNAの中に、もうすでに持ち合わせている和する魂が蘇ることによって、
この地球を大きな和で包むことが出来るのです。


高円宮家の典子さまと、出雲大社禰宜(ねぎ)、千家国麿さんの結婚式の日の、
10月5日に、お祝いの会【 秋月見 】を開きます。

お花とお抹茶と笙の演奏でお祝いをしたいと思います。

古事記の時代より、交流の途絶えていたアマテラスオオミカミの息子たちの子孫が和する日、地球にどれだけ平和の気が流れるか・・・。

想像するだけでも凄いことです。


ご縁ある方々どうぞ、10月5日(日)13:00~ご参加お待ち致しております。

月船から平和の光が地球を何周もすることでしょう。




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2014年9月26日金曜日

メルマガVol.13 2014年9月26日

『♪ホーリーショップ 月船メルマガ通信13♪』
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       《《 久美子の月船物語 第13章 》》

何年も会っていない友人から突然手紙が届いたのです。

「久美子さんの月船物語を拝見し感動いたしました。」とありました。

とてもびっくりしました。月船物語を読んでくれたのだ・・・と。
書くことに自信のなかった私に書く勇気と光を頂いたように思いました。

心のままに素直に月船物語を書いていこうと再びペンを取ることが出来ました。
夏子さんありがとう。



今日は国立の天使、有賀陽子ちゃんの事を書こうと思います。

陽子ちゃんはいつも月船の前に車いすを置いて、杖を上手に使いながら階段を上ってきます。

彼女のひまわりがほころぶような満面の笑顔は、どんな人の心も自然とオープンにさせてくれます。もし陽子ちゃんが病気の後遺症での半身の障害がなかったら、今頃オシャレ雑誌に載ったに違いありません。
陽子ちゃんのオシャレセンスは抜群で個性的なカラフルカラーで全身を包みとても可愛い顔立ちでスタイルもとってもいいのです。
そしてどんな時も明るく周りに気づかいを忘れない陽子ちゃんでした。

車いすで国立を散歩しているといろんな人から「陽子ちゃん!」と声をかけられる、国立のアイドル的な存在でした。
陽子ちゃんのポケットとリュックは不思議なポッケのように、いろんなお菓子や食べ物で溢れていました。
「久美子さんこれ美味しいんだよ」と言いながらある時はクッキー、ある時は乾し果物、ある時はタイ焼きを大切そうに一匹渡してくれるのです。

そんな陽子ちゃんが月船から帰る時、必ず寄るところがありました。
それはホームレスのおばちゃんのところです。いつもパンやら食べ物をたくさん買って渡しに行くのでした。
「ご飯食べているか気になって・・・。」と優しい陽子ちゃん。
明るくて無邪気な陽子ちゃんのことがみんな大好きでした。


3年前のある時、陽子ちゃんは病気になってしまったのです。


パートナーのたけしさんと一生懸命闘病したのですが、ベッドに横になることも出来なくなり、座ったままで朝を迎える日もありました。そんな時、月船で陽子ちゃんを励ます会を開くことにしました。
陽子ちゃんは参加できなかったのですが、電話をくれたのです。
「久美子さんみんなにお腹いっぱい食べてもらいたいから、私カレーを作るから明日取りに来て」
陽子ちゃんはとてもつらい身体の状態なのに、ヘルパーさんに手伝ってもらいながら2種類のカレーとココナッツパンケーキを作ってくれたのです。
「本当はもっと、もっとたくさん作ってご馳走したいの、もっといろいろ作って食べてもらいたかった。」と電話口で泣いていました。

陽子ちゃんはいつも人に与えていました。優しい心、笑顔、人を褒める言葉、食べ物やお花。
自分が美しいと思う物、美味しいと思う物みんなに分かち合ってきたのです。

陽子ちゃんが天国に行くまでの2週間は病院で過ごしました。
立川の病院のICUでの11日間はまるで奇跡のようでした。
ICU の婦長さんや看護師の方が全力で陽子ちゃんの心と体をサポートしてくれました。自力で身体を動かせなくなった陽子ちゃんを24時間いつでも4人がかりで動 かしあらゆる要望を前向きに受け入れてくださり、身体をまっすぐにできない陽子ちゃんの為にエアーベッドを探してくださり、髪をとかしてくださり、本当に 手厚く、優しく看護して頂いたのでした。

看護師さんが「ここはホスピスではないので普通ならここまではしないですよ。」と話しておられました。
彼女の人柄そして、与える今までの生き方がそのような奇跡を起こしたとしか言いようがありません。
エアーベッドを高くして輝くような笑顔で
「今日はとても気分がいいの、いつもありがとう。また会おうね。」
それから数日後の9月19日未明に最愛のパートナーのたけしさんに見守られながら天国へ旅立ったのでした。

純白の羽を大きく広げてバサバサと動かし、美しい光となって飛び立って行った陽子ちゃん。
魂は永遠です。これはほんとうのことです。
陽子ちゃん、ほんとに沢山の愛をありがとう。また会おうね。
                             久美子


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明日、9月27日(日)18:30より重松壮一郎さんのピアノコンサートがございます。
重松さんは裸足でピアノを弾き、地球の息するものすべてと共鳴して、ピアノを弾きます。
その旋律は美しいのはもちろん生命の光と愛に満ちています。
聴く人の心だけでなく、身体まで温まり、元気になってきます。
生きた音をつなぐ、重松さんのピアノぜひ体験しに来てくださいね。

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2014年5月2日金曜日

メルマガVol.12 2014年5月2日

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       《《 久美子の月船物語 第12章 》》
 
 ほんとうに久しぶりにメルマガを配信します。
この四月にとても、とても大きな喜びに包まれました。今日はそのことをお話ししようと思います。
 
月船では芹沢文子先生の講演会を毎年開いてきました。メルマガ読者の方の中にも、参加してくださった方もいらっしゃると思います。芹沢文子先生は「人間の運命」「神の微笑」などで知られる、作家、芹沢光治良先生の三女で、パリ留学を経て東京音楽大学教授として教鞭をとられる傍ら、お父様の志を継がれ、多くの方たちに心の大切さを伝えてこられた方です。
文子先生は私達夫婦にとっては、月船オープン以来の、心の道しるべとなっていただいた方で、大変尊敬している先生です。
 
その先生が今年の一月に入院されたのです。
肺に水が溜まり、その水を抜くために三日間の入院の予定だったそうです。
すぐにお元気に退院されると信じていました。
 
それが一か月経っても、二か月経っても退院の声が聞こえません。とうとう三か月が経ってしまいました。
心の中で「絶対、大丈夫」と唱えながらも、不安を感じ、先生のあの笑顔にもう一度お会いしたいと強く思っていました。
 
多くの方達が文子先生の為に真摯に祈りを捧げられていました。
そして、やっと待ちに待った退院の知らせが届いたのでした。心から安堵し、ほっとしました。
 
そして、先日、文子先生にやっとお目にかかることが出来、入院中のお話を伺ったのですが、
それは、想像を遥かに超える内容でした。
 
文子先生は、肺に溜まった水を抜くために入院されたのですが、水を抜いてみると、なんと肺は末期がんに侵されていたのです。
 
入院する直前まで多忙な毎日を送られていたのですが、
「この肺の状態では立っていることさえ出来ないはず、動き回っていたなんて信じられない。」といわれたそうです。
 
そしてさらに、「あなたは、今年の桜を見ることができないでしょう。長くても半年の命です。」と、宣告されてしまったのです。
 
普通なら、気が動転してしまうような言葉ですが、その時、文子先生の心に

「大変なことになったと思う心が物事を大変にする。」
「起きてくるこ全てに悪いことはない。」

この二つのフレーズがはっきりと浮かんできたのだそうです。
 
天に召されるのならそれはそれでいいと、悔いなくそう思えた先生は、
「あなたにピッタリの抗がん剤がある」と言われても、断り続けられていたのでした。

そんなある日、ドクターから「もったいない!助かるかもしれないのにもったいない。」と、いわれたのです。
文子先生はこのもったいないの言葉がとても心に響き、これは神様からの言葉に違いないと確信されたのでした。。
 
「私にはまだやるべきことがあるかもしれない、よし!そのお薬を飲もう」、と決心された先生は、全身全霊でこのお薬を頂いたことを神様に感謝を捧げられ、このお薬が私を救ってくださると心から信じていただかれたたのでした。
 
それから一週間が過ぎた頃、病室を担当医ではないドクター達が入れ替わり、立ち代り訪れるようになりました。
文子先生はなぜドクター達がこんなにこられるのかわからなかったのですが、なんと文子先生の肺のレントゲン写真がお薬を飲む前と後では別人の写真のように、肺の状態が全く違うのでした。ガンがすっかり消えてしまったのです。


多くのドクター達も驚かれるほど、文子先生の肺はたったの一週間できれいになり奇跡的な治癒がおきたのでした。
 
先日、お会いした文子先生は、入院される前よりも、ずっと輝いていらっしゃいました。
その命の輝きはその場にいた私たちを、温かく大きく包み込んでくれたのです。
 
その命の光のあたたかさは有難くて、有難くて、嬉しくて、嬉しくて、今でもその感覚を忘れることができません。
 
文子先生は「きっと、この苦難はいいことの始まりにちがいない。あかるく、ほがらか に陽気にいこう。」と、思われたのです。あかるく、ほがらか、の最初の文字をとって アホ になって生きると教えていただきました。
 
文子先生がお元気になって帰ってこられ、私の心にも太陽が戻ってきました。                 
 
あかるく、ほがらか、アホになって生きる人生の極意ですね。
わたしも今日からアホでいきたいとおもいます。
                                             久美子
 
 
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2014年1月18日土曜日

メルマガVol.11 2014年1月18日

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       《《 久美子の月船物語 第11章 》》
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
 午年が明けましたね。今年の午年は天馬と言われています。しっかり天馬に乗って新しい時代を駆け抜けましょう。   
 今年は一彦さんと結婚し て30年を迎えます。30年前の3月、結婚式の日の朝はとても気持ちのいい晴れの日でした。今思い返しても不思議なのですが、晴れているのに雪が舞ってい ました。ほんとに舞うというのがピッタリの白く淡い雪がちらほらと天から舞い降りていました。今でも忘れられない光景です。
学生時代、日本そして海外と、いろんな土地や国々を旅した一彦さんは、永島慎二の描いた「旅人君」のようでした。結婚する前一彦さんの伯母さんさんに 「一彦は一生結婚せんと思とった」 といわれたように結婚して家庭におさまるかどうかまわりは心配していたようです。
その心配をよそに家庭をもった一彦さんは、愛情深いとても家族を大切にしてくれる人でした。
長女の裕子がまだ赤ちゃ んだった頃、風邪をひいてしまい鼻が詰まってしまいました。赤ちゃんはおっぱいを吸うとき鼻で呼吸しながら吸っているので、鼻が詰まっているとおっぱいを 吸うことができません。おっぱいが飲みたいのに飲めないで泣いてぐずります。薬局で買った赤ちゃん用の吸引機で鼻を吸い出そうとするのですが、ちっとも鼻 ずまりは良くなりません。
そんな母子様子を傍で見ていた一彦さんは、娘の鼻に自分の口をつけてそっと鼻水を吸い出してくれました。
ワオーーー!この人は愛の人だ!・・・と、びっくりと感動と・・・ありがとうでした。ずいぶん経ってから日本の昔のお母さん達はそうやって子育てしていたと聞きました。愛ですね~。
私は母親なのに、とてもできないな~とおもいました。このお話を読まれて気持ち悪いと思われる方もいらっしゃるとおもいます。そうなんです。人は気持ち悪いことって、愛する人の為とはいえほんとうにできないものですよね!だからほんとうにすごいな~と思ってしまいます。
御釈迦様だったか、イエス様だったか、病気の人を癒す場面でその方の膿を口で吸い出して癒す、という場面がありました。こんなことができる人はなかなかいない、さすが聖人だな~と思ったのでした。
そんな一彦さんのおかげで娘はお腹いっぱいおっぱいを飲み、すやすや眠ることができたのでした。
つい6年前にも可愛い飼 い猫のマルちゃんが6匹の赤ちゃんを産んだのです。マルちゃんは初めての子育て、おっぱいも足りないのか、赤ちゃん猫たちの目は目ヤニでくっついていまし た。マルちゃんは新米ママなので一生懸命にお世話しているのですが、上手に舐めてやることが出来ません。私は脱脂綿で優しく拭いたのですが、生まれて間も ない赤ちゃん猫の瞼はとってもデリケートで拭くと赤くなってしまいます。
目ヤニで目が開かないまま何日か経ったある日、私と親猫を見かねて、一彦さんは子 猫の可愛い目をぺろぺろ舐め始めました。親猫がするように一匹一匹丁寧に眼ヤニを取ってくれるのです。人間の赤ちゃんだけでなく、猫にも愛の行ないが出来 るのですね。すごいな~と思って私も今度は真似をしてみました。。すると可愛い子猫ちゃんたちが愛おしくて愛おしくてたまらなくなるのですね。
手のひらに乗ってわたした私達に身を委ねきってくれるネコちゃんたちの目を夫婦そろってぺろぺろなめる日が何日か続きました。ようやく目やにが治まり、愛くるしいとてみ綺麗な瞳を見せてくれるようになりました。
そんな風に我が家の子どもたちもネコちゃんたちも一彦さんの愛に包まれて30年経ったのです。一彦さん30年間ありがとう、これからもよろしく。
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       《《 月船から1月2月イベントのお知らせ 》》

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